緑内障と日本人失明原因傾向
誰もが失明なんてしたくないですよね。
年齢が上がっても、楽しく元気に過ごしたいと思うと思います。
今回は、,どれだけ日本の医療が進歩してきたか?
最近生活習慣の変化を合わせてご紹介します。
まず、人間の情報は8割は目から入ってくるといわれています。
それゆえ失明するということは誰でもつらいことですし、
普通に見えている今だからこそ、その原因を知って、失明しないような対策を立てなくてはいけませんよね。
もちろん、緑内障と診断されたかたらといって、落ち込むことはありません。
気づいていない方のほうが多い病気です。(既に気づいているあなたは、出来ることがあります。)
生活習慣の変化や医学の進歩により、増えたもの。。。
そして、相対的減ってきたもの(怖い失明原因じゃなくなった!!)があります。
この20年での失明原因の変化をみてみました。
まずは、1990年の調査結果です。 (日本失明予防協会・厚生省合同調査より)
1.糖尿病性網膜症(18%)
2.緑内障(13%)
3.白内障(12%)
4. 網膜色素変性(12%)
5. 高度近視(9%)
6.その他(36%)
つぎに、10年後の2002年の調査結果です(身体障害者新規交付者の調査より 中江)
1.緑内障(24%)
2.糖尿病性網膜症(20%)
3. 加齢性黄斑変性症(11%)
4.網膜色素変性症(11%)
5.視神経委縮。網脈絡膜委縮(9%)
6.白内障(7%)
7.高度近視(6%)
8.その他(12%)
さらに5年後の2007年の調査結果(厚生労働省研究班の調査報告書より)
1.緑内障(20.9%)
2.糖尿病性網膜症(19.0%)
3. 網膜色素変性症(13.5%)
4.加齢性黄斑変性症(9.3%)
5.視神経委縮。網脈絡膜委縮(8.6%)
6.高度近視(7.8%)
7.角膜疾患(3.4%)
8.白内障(3.2%)
9.その他(14.3%)
以上の経過から、緑内障が1位になりました。
緑内障は一度進行すると元に戻らない病気です。
緑内障が発見されるきっかけとして・・・
人間ドック 75% コンタクトレンズ、眼鏡の検査 20% 本人の自覚 5%
やはり検査>本人の自覚となっています。
早期発見するためには、検査が必要となります。
一方、大きく順位を下げたものが白内障です。
今や白内障は日帰りで手術ができるくらいまで、技術が向上しました!
(眼科分野の中で、この10年で大きく治療技術が進化した病気と言われています。)
また、緑内障に続いて、今現在最も注意しなければいけない病気が加齢黄斑変性症です。
1990年の圏外から、2007年では4位に上がってきました。
(欧米では失明原因のトップです。)
食生活の欧米化や生活習慣が変化したことから、日本でも多くなったと言われています。
加齢黄斑変性症は、現在光線力学療法PDTや抗VEFGの注射が出現し、
治療成績が高まっているようです。
こちらの病気も早期発見、早期治療がポイントのようです。
自宅で改善できる緑内障
今や40歳以上の20人に1人は「緑内障」です。
いつも電車で見かけるあの人も。
会社で一緒に仕事しているあの人も。
久しぶりに会った友人のあの人も。
誰もがなりうる病気が「緑内障」です。
実は緑内障なのに知らないで過ごしている人よりも、
緑内障と診断され病気と向き合っているあなただから出来ることがあります。
⇒緑内障で悩んでいる方はコチラ